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欧州在住の30代女性です。ごくたまに日本の実家に帰省すると、びっくりするくらい大量のごみが出ているのに目を見張ります。どうしてだろうと考えると、日本の包装事情に行きあたりました。

日本は高温多湿の気候のため、食品でも何でも、とにかくしっかり包装してくるみこまないと品質が保持できない、という大きな特徴があります。食品のパッケージひとつとっても、紙・プラスチックとかなり厚手のしっかりした包装袋や箱が使用されているため、製品本体を使用して不要となったあとでも、包装の存在感は圧倒的です。これらの包装物が何を使用しても出て来るために、毎日取り換えても、実家のゴミ袋は満杯になってしまうのでした。

日本の気候を変えることはできませんので、提案としては買い方を変える、というものがあります。スーパーで画一的に強固な包装を施されている商品を買うのではなく、商店街の個人経営店など、買う数量に融通が利く購入先を選び、自分で持参したタッパーなどに入れてもらえれば、かなり包装のゴミは減るのではないでしょうか。欧州在住の自分は生鮮食品を市場で購入しており、同様のスタイルで持参の容器やカゴに入れてもらうため、包装ゴミはほとんど出ません。

エコ的にもそうですが、包装物によるゴミとともに回収持参などのストレスを減らし、住まいを快適に保つためにもおすすめの手法です。